気づいてました?
何某ノ誰某です、こんにちは。先日、猫の秘密10選の記事 にて、猫は人にしかニャーと鳴かないというトピックを一つ入れていました。
今回はこのことについて、ちょっと掘り下げて書いてみようと思います。

鳴き声に隠された猫の戦略
猫と暮らしていると、毎日のように「ニャー」という声を聞きますよね。帰宅したとき、冷蔵庫を開けたとき、夜中に布団をめくったとき。ときには「ニャーー!」とクレームのように鳴き、あるいは甘えるように「ニャッ♪」と鳴く。
ところがよく考えると、猫同士がこうして鳴き合っている場面を見たことがあるでしょうか?実はこの「ニャー」という声、人間にしか向けられていない特別なメッセージのようなのです。
子猫の頃だけの「ニャー」
猫の鳴き声は、もともと子猫が母猫に向かって発するものです。「お腹すいたよ」「寒いよ」「助けて!」。母猫はそのニーニーと鳴く声に応じて子猫を舐めたり、授乳したりします。
ところが成長して独り立ちすると、猫たちはほとんど鳴かなくなります。成猫同士では、しっぽの角度や耳の向き、体の姿勢、匂いといったボディランゲージでコミュニケーションを取るのです。「元気そうだな」「縄張りはこっち」といった情報は、猫同士では声を出さなくても十分伝わります。
つまり、「ニャー」と鳴くのは本来は子猫の専売特許。それなのに、大人になっても鳴き続ける相手がいます。それが人間です。
猫は人間との暮らしの中で、「ニャー」と鳴けば相手が反応することを学びました。ごはんがほしいときに鳴くと皿が出てくる。ドアを開けてほしいときに鳴くと人間がやって来る。夜中に退屈になって鳴けば、眠い目をこすりながらも飼い主がどうしたの、と起きてくれる。
つまり猫にとって、人間は「子猫時代の母猫の代わり」なのです。大人になっても子どもの頃の鳴き声を残したのは、母猫=人間に世話をしてもらうための進化的戦略と考えられます。
研究によれば、猫の鳴き声には人間の赤ちゃんの泣き声と似た周波数が含まれているそうです。人間は本能的に赤ん坊の声に反応するため、猫は「無視できない音」を巧妙に利用しているのです。夜中に「ニャー」と鳴かれて飛び起きるのも、そのせいかもしれません。

猫の鳴き方、いろいろ
猫たちは状況に応じて鳴き方を変えます。
- 短い「ニャッ!」……「やぁ、帰ってきたね!」(挨拶)
- 長めの「ニャーーー!」……「ごはん、今すぐ!」(要求)
- 低めの「ウニャ…」……「遅いんだけど」(不満)
- 連続する「ニャニャニャ!」……「早くドア開けてよ!」(催促)
- 甘い声の「ニャッ♪」……「撫でてくれる?」(愛情表現)
- サイレントニャー …… 声を出さず口だけ開けて「ア”ッ」と鳴き、ゴロゴロを混ぜながら甘える特別な鳴き方。我が家では「なでて〜」「かまって〜」の合図。まるで音のないラブレターのようです。
鳴き声一つひとつに意味があり、人間の反応を見ながら、まるでボタンを押すように「鳴き声のレパートリー」を使い分けているのです。
鳴き声に隠された愛情
もちろん、すべてが計算や要求というわけではないと思います。
猫は「挨拶」として鳴くことも多いようです、うちの猫は特に。
例えば、私が帰宅すると、うちの猫は必ず「おかえりニャー」と短く鳴きながら、トトトトッと小走りで玄関に出てきます。その姿を見るたび、もう可愛すぎて可愛すぎて、一日の疲れが吹き飛びます。ほんの一言の鳴き声に「待っていたよ」という気持ちが込められているのだと思うと、これはもう立派な愛情表現。
つまり、「ニャー」は下僕を動かす(笑)ためのコマンドであると同時に、仲間への挨拶であり、愛情の証でもあるのです。猫同士では使わない声を、わざわざ人間にだけ残している――それは、猫が人間を仲間として認めている証拠でもあるかもしれません。
結論
猫が「ニャー」と鳴くのは、人間という不思議な同居人のためだけに磨き上げた特別なコミュニケーションだと私は思っています。「子猫の声の延長」であり、ユーモラスに言えば「下僕コントロールシステム」笑。
次に猫が「ニャー」と鳴いたら、それは単なる要求ではなく、世界にひとつだけの“あなた専用メッセージ”だと思ってみてくださいね。
――そして今日もまた、下僕の何某は餌皿を満たすのであります。
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