猫譚│漱石風ねこ日記

ねこが主人公、ひとは脇役。


  • 何某と黒猫
    何某の傍らに居る黒猫は、どうも猫らしからぬ猫である。 名を呼べば馳せ参じ、目が合えば挨拶を欠かさぬ。まるで門番か書生の如く律義である。 厠に赴けば後ろからぞろぞろとついて来る。これでは独立独歩の猫とは到底言い難い。 また…